晩婚は大いに結構らしい
厚生省の調査によりますと現代は晩婚時代に向かっているといわれ、三十才近くで未だ独身という女性も数多くいれば三十代後半になっても以然一人暮らしの男性が多い時代になってきました。
私たちの周囲を眺めてもこうした適齢期過ぎた独身男女が二人や三人は必ずいるようです。そこで、結婚適齢期とは一体何才ぐらいだろうか。
たしか平安の昔には女の盛りは十四、五、六才とされ、結婚の許されるのは男子が十五才以上、女子は十三才以上と定められていました。もっとも当時の人々の平均寿命三十才でしたから、今とは比べるべくもありません。
時代を過ぎるにしたがって両者ともに高年令化が進み、つい最近までの結婚適齢期は男子で二十五才前後、女子が二十二〜三才が一般的でした。
現在の晩婚傾向の要因はいろいろありましょうが、昔のように経済力が乏しく結婚を見合わすといったケースはほとんどなく、大半は「自由」や「気楽さ」がほしいだけといった安易な傾向が多いように思います。
人生八十年時代、親も若いし親のめんどうみどころか、まだ当分は親のスネもかじれるといった気安さが手伝っているのが本音かも知れません。それに核家族時代、親のめんどうみや家の後継ぎ(子孫)云々といった意識もうすれている証拠とも言えましょう。
時代は進み、人間の寿命がますます延びようとしているとき、晩婚おおいに結構。ただ年頃過ぎたと親や周囲を嘆かせないだけの高い生活技術や社会的、経済的な自立性を当事者独自の力で切り開く努力がより一層ほしいものです。 |